目次
TitaniumとObjective-Cでのアプリ開発について考えてみる
最近iPhoneアプリの開発をしていまして、そこで使用したTitaniumとObjective-Cの比較について書いてみたいと思います。
実際に自分がTitaniumを使用してみての感想です。
Titaniumの利点
- Javascriptをある程度理解している人なら書きやすく、一般的には簡単と言われている *個人的にも割りと分かりやすかった
- Javascriptなので、割りと保守がしやすい
- 複雑なアクションなどが無ければ、割りと簡単に実装可能
- Androidも一応カバー出来る
Titaniumの欠点
- イベントアクションが遅い
- 画像の読み込みが遅い
- ドキュメントが少ない
- iOSの新しいバージョンが出た際に、Titanium側を待たなくてはならない *特にiOS6からiOS7が出た際に実際かなり問題があった
- Androidもカバーしてはいるが、実際ほぼ使い物にならないレベル…
実際、Titaniumを使用してみて、開発自体はObjcitve-Cに比べれば簡単だと感じたのですが、割りと大きな画像を使用していると読み込みにかなりストレスが掛かるということと、今回、iOS6からiOS7への大きな変更があった際に、Titanium側にかなりバグがありiOS7ではほとんど使えないなという判断になりました。
もちろんこれは自分の主観ですし、これからTitaniumもバージョンアップして進化していくので、一概にはいえませんが、余程簡単なアプリ以外はTitaniumで作ることはオススメしません。また、AndroidとiOSのアプリを同時に作りたいという考えの方も、止めておいた方が良いと思います。
しかし、個人的に良かった点は、その後、Objective-Cを使用することになるのですが、Titaniumを使用したことによって、iOSアプリの概念がある程度理解出来ていた為、どのViewを使用すればいいのかなどは簡単に分かり、すんなりObjective-Cに入ることが出来ました。これは本当に助かった。。
続いて、まだまだ勉強中のObjective-C。
Objective-Cの利点
- 早い。とりあえず早い。アプリ自体の動作も早いし、コンパイルも早い
- Xcodeが優秀
- ドキュメントが豊富
- Collection ViewなどTitaniumには無いViewが存在
- 新しいOSが出ても対応しやすい
Objective-Cの欠点
- 確かにTitaniumに比べると難しく感じる。Objective-Cがコードとしても学習コストが高い
- ドキュメントは確かに豊富だが、適切ではない情報も多く、何が正しいか分からなくなる時がある。特にiOS7
確かに難しいObjective-C。しかし、Xcodeは優秀で、ドキュメント量は膨大にあります。
やはりiOSアプリだけを考えるのであれば、絶対にObjective-Cで作るのがオススメです。
自分もまだまだ勉強中の身なので、これから少しずつアウトプット出来ればいいかなと思っています。
最後に
簡単な比較ですが、何かの参考になれば幸いです。